「がんばれ」というのは簡単に言える励ましの言葉です。
でも、心がすさんで、何も考えられなくなるほど、頭と体を酷使して、働いて働いて働いて、
泣きながらでも締め切りに間に合わせて。理不尽な言動に頭を下げて。
そんなときに、「もっとがんばりなよ」「もうちょっとだけがんばってみたら」と何の根拠も責任もなく言ってくる上司や親や友達の言葉は、あなたに本当に必要でしょうか。
その人たちは、あなたの心が壊れることに、健康が損なわれることに、理想の生活を送れなくなることに対して、責任を取ってくれるのでしょうか。
くれるはずがありません。誰にも責任はとれません。
あなたの人生は、すべて、すべて、すべて、あなた自身の選択でできているものだからです。
「がんばれ」の言葉にはもう一つ注意すべき点があります。
例えば、上司の「君ならきっとできるよ。がんばれ!」の言葉で、転勤することを決めた。→それはあなた自身がイエスといったのです。
あなたの本心は・・・転勤を断ったら、クビになるか出世コースから外れてしまう。だから転勤は断れない。
実際、そうかもしれません。それでも、あなたは「転勤を断ったら、クビになるか出世コースから外れてしまう」ような会社にずっと居続けることを選び、首になりたくもないし、出世コースから外れたくもない、ということを選び、「だから転勤は断れない」ということを選び、あなた自身が「イエス」といったのです。
誰かの「がんばれ」の言葉には、選択や決断を後押しする働きがあります。それがあなたにとって良い決断か、悪い決断かはほかの誰にもわかりません。
やはり誰かの言葉ではなく、あなた自身が自分で選択し、決断した未来を選ぶべきです。
その際、例えばクビになるかもしれないというような “不安” からくる、“不安” を消すための「がんばれ」は、さらに自分をもっと頑張らなくてはいけないような、つらい状況に追い込んでしまう可能性があります。
どうせ「がんばる」なら、自分の目標や理想のために。この目標とは会社に与えられた売り上げのノルマのことではありませんよ。
「いつ、何のためにがんばるか」を決められるのは、あなただけです。
あなた自身が選択した、目標や理想の未来のためにだけ、ピンポイントで、タイミングが来た時にがんばりましょう。
それ以外のがんばりは元気が出るまで、休ませておいていいですよ。
まわりの人のためや、会社のためのがんばりは、心が疲弊しているときにやると逆効果です。
まずは自分の頭と体を休ませてあげてください。ゆっくり過ごしたり、何も考えない時間を作ったり、マッサージにいったりと自分を癒すための時間を作ってください。
頭と体がほぐれてくると、呼吸が深くなり、自然と心もゆるんできます。
ゆるんだ心にしか、引き寄せの法則で良い方の願いを叶えさせることはできません。
なのでまずは、心をゆるませること。
心をゆるませて、自分を認めてあげること。
もうこれ以上、がんばらなくていいんです。
もう十分にあなたはがんばってきたし、みんなのために貢献してきました。
そろそろ自分のために生きていいんですよ。
これ以上がんばらなくても、何にもしなくても、そのままのあなたで、ゆるゆるのあなたでいいんですよ。
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